新潟県は、米どころの新潟平野が有名ですが、日本海に接し、雪解けの地下水を多くたたえる山並みも多く、海の幸、山の幸が昔から豊富です。
ただ、冬には雪によって閉ざされることが多く、古くから保存の方法として、多くの食材を粕や味噌に漬け込んできました。弊社で使用する味噌は、越後糀味噌。糀歩合の高い味噌で、ほのかな甘みと香りが魅力です。そして、さらに酒粕を加え、甘口の風味と低塩化により食べやすくした漬床に、様々な野菜を漬けて、長期間熟成したものを、味噌漬けとしています。
味噌漬けの中で、一番の売れ筋は「きんちゃく茄子の甘口みそ漬」。新潟名産の「十全茄子」を旬のみずみずしさを保ちつつ、低塩で熟成した逸品です。漬物の魅力の一つである歯切れとは逆の柔らかさが際立っています。。
隠れた味噌漬けのヒット商品としてお奨めが「田舎しそ茶漬」。これは、昔から新潟のどこの家庭でも漬けていた「しその実の味噌漬」をイメージして、たっぷりと「しその実」をもちいて、マイルドな味噌風味に仕上げています。その名前のとおり、お茶漬に最適です。
中国の協力工場で作ってもらっている「無添加 本格みそ漬詰合」と「無添加 本格みそ漬胡瓜」は、塩分が5%と食べやすく、糀の多い味噌で低温熟成させているので、奈良漬と味噌漬けの中間の様なマイルドな味わいに仕上がっています。
最後にお勧めするのが、「なんばん味噌」。いわゆる「味噌の佃煮」ともいえる商品で、越後味噌にしその葉と南蛮を加えて甘く煮詰めてあります。ご飯のお供に最適で、もろきゅうや焼き茄子の付け合せにもよく合います。